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2013/06/21

GH3の動画撮影

とりあえず、テスト撮影をした。
テストなので大目に見て欲しいアピールであります。
テスト撮影とはそういうものです。
前回と同じ場所。
後に書きますが諸事情有って前回より更に適当な感じだけど。
色々と失敗してしまい使える部分のみで構成してます。

LUMIX DMC GH3 TEST

24P記録で色はVividモード。
オールイントラでは無く50Mbpsのフレーム間圧縮です。
カット合わせで明度を微妙に上下補正してますが、ほぼそのまま。
最後のカットは40%スロー。
Vividモードでは白を飛ばし黒を潰す方向の画作りなのですが、
それでもセンサー自体のダイナミックレンジの広さとこの精細感で、
かなり立体的に見えると思います。
一応お伝えしておくと、
YouTubeにアップすると元画質よりかなり圧縮されます。
なので元よりも劣化してますが、
それでもG10との再現性の違いはハッキリ伝わると思います。

同じ場所で秋に撮ったCanon LEGRIA Vixia ivis HF G10 TEST

業務や作品作りにこれ以上は要らないと思えるほど。
当然Blackmagic機の現行のRAW撮りの2.5Kや、
SONYの4KやEOSのCには負ける部分を感じますが、
値段や大きさも含め、
高級機に引けをとらないこの画質や操作性で十分すぎる程です。
所詮2K、っていう感覚が大事に思います。
最先端の場所じゃないのならこの程度あれば表現は然程変わりません。
これでモアレ出なければ100点満点でしたが。

以前Canon G10で不満だったことが全て解消されました。
(もちろんあれは民生向けカメラなのでビデオとしては素晴らしい)
GH3ではレンズ品質やセンサーサイズの面で良い事は当然ですが、
精細感やリアルさはまるで別物。
それはビットレートが大きく関係しています。
木々の中にある滝を選んでいるのは
データ圧縮的にはこの要素ではかなり厳しいからです。
パンフォーカスで撮ると揺れる木々や流れ続ける水のお陰で
全体の画の中で動かない部分が余り残りません。

例えば今のデジタルテレビ放送で、
カメラごと動かし町中や自然の中を移動する様な場面では
デジタル的な映像の破綻を感じる時があると思います。
噴水や水面が揺れ動く映像でも四角い部分が見えたり、
一番ひどいのは夜空で花開く花火映像や、
歌番組等で演者の後ろで無数のライトが点滅等したりすると
綺麗なはずの演出が全くボロボロの映像で再現されてしまいます。
あれがビットレートの低さ、
データとして扱える容量以上の情報量(輪郭の細かさや数等)
になると容量が足りない事が原因で起こるノイズです。
番組や局によっても解像度等変わるので一概に言えませんが、
現在のデジタル放送ではビットレートの最大値が17Mbps、
もしくは24Mbpsと限界値が決まってます。

それが今回のGH3での場合は50Mbpsで撮影できてしまいます。
オールイントラでは72Mbpsまでハックせずとも行けます。
時間圧縮の50Mbpsの方が自然の場合は強いのかなと思ってます。

すべてのフレームが独立するオールイントラは、
フィクスの多いデザイン的映画的な画作りの場合重宝するはず。
どのみちFinal Cut Pro Xでは一度ProResにするので
被写体に合わせ画質が合う方を選びます。


今までの業務用フォーマットでは50Mbpsが標準的でしたが、
普及型の民生機にこの仕様が適用されたのは良い事だと思います。
それに相まってセンサーサイズと処理等により高画質を作ります。
GH3はGH1と同じでこういった機種の先駆けになると思います。
これからの本腰を居れた映像向けカメラは
4Kや高容量記録対応やRAWモードが装備されて行くと思います。

また破綻するとブロックノイズが出始めるわけですが、
民生機の限界ギリギリの低い17Mや24Mのビットレートでは、
その寸前で画全体のディティールを甘くしてごまかされます。
GH3の場合ブロックノイズも今の所確認できていないですし、
情報量がかなり多い場面でも画が甘くなったりは感じません。
ブロックノイズに関してはG10でも気になりませんでした。
しかし、
情報量が多い場面ではレンズの甘さやゲインアップ等と相まって
G10の場合はかなり緩くなるな〜という印象でした。

最もG10は絵の具のような高彩度な発色で画作りをするので、
解像感よりも発色の良さで綺麗に見せる機種ですが。

ずっとハンディの業務機を選んで使ってきたので
全て中味任せのG10では操作性も機能性も足りなく感じていました。
専門はカメラマンではないので欲張りなだけかもですが。

と言うことで。
GH3だけでも色々と書けることは山ほどあるのですが、
所詮出遅れ組なのでそれらの話は外の所や後にします。

問題は音の収録方法と関係した所です。
始めに書いた通り今回撮影失敗しまくっています。
その原因の話です。

前回紅葉撮影の際は朝でしたので、
G10のバッテリーが持つ範囲で色々と試しながら、
再撮影も今回よりは出来ていました。
フォーカス送りカットも有ったのですが、
編集に合わないほど間が長すぎてカットするなど、
逆に嬉しい苦労を感じる程度は収録出来ていました。

しかし今回向かえた時間が日が落ちる寸前だった事も有り、
追加撮影は全く出来ませんでした。テストだし良いのですがね。
お遊びで長居して熊の餌にはなりたく有りませんし。
(注:嘘です。本州の熊はヒトを食べません)

兎に角、ナゼ失敗したか。

それは、
音声収録様に初めてカメラと一緒に使ってみた
DR-60dが原因です。
一眼カメラと三脚の間に挟める構造だからこそ導入したのですが、
実際手にしてみて分かった作りの悪さと素材の貧弱さで、
チルトする度にグラグラな状態。
どんなに上下マウント部をキツく締め込もうが、
チルト動作でD60dのボディゆがみで許容外にグラツキます。

恐らく同じ構造をしたSSOUND DEVICESのマイクプリでは
ボディー全体が分厚いアルミ削り出しなので
こういった問題は絶対に起きません。

TASCAM DR-60dの外装材質と基本デザインの不備により、
画がブレまくったのが失敗の全てでした。

今回の滝のチルトダウンで多少ブレて居るのが見れますし、
それが途中もっと酷かったのでそこは使いませんでした。
また、フォーカス移動で植物から川の流れにピンを送る場面、
ここでもDR-60dの剛性の悪さから
ボケ味による画面の移動感とは別で微妙にヨジレが出ています。

手振れ補正のないレンズで直接フォーカスを手回ししたので、
カメラが三脚としっかり固定されていなければ動いてしまうのです。

素材撮り用として考えるとGH3では致命的問題になります。

当然これらのことは撮影前から分かっていたのですが、
せっかく上下に挟む機構になっているのだからと
一度実際に試してみたかったのです。
恐らく、他社のビデオカメラ並みの手振れ補正が強い組み合わせなら、
問題なく撮れると思います。
恐らくG10ビデオカメラ等でも。
しかし、この挟みこみ方式のセッティングでは
手振れ補正に頼らない自分の環境では全く使えませんでした。

因みに今回から激安品ですが最低限仕事でも使える
カウンターバランス等も付いたヘッドと
シッカリした脚の三脚を使っているので、
DR-60dをハサミさえしなければブレは起きません。
(しかし10年で三脚も軽くなったり安くなったり進化してますね)

怒ってはないけれど、
これはあまりに思わせぶりな低い完成度だと思いました。
実に実に勿体無い!
他の要件や対策可能かを確認するため
メーカーに電話した際にも、この事は伝えていますし、
何よりデザイナーが一番この失敗は理解していると思います。
なので、次期種での改善を強くお願いしたいと思います。

一応プロダクトデザイナー的視点で言える確かな改善方法は、
・本体の厚みをもう少し低くする(縦ブレし難い根本的解決)
・上下のカメラを受ける土台部分は連続したパーツ構成にする
・さらにその素材は厚手で歪みのない金属パーツであること
以上が最低限この問題のクリア条件になると思います。
全体が金属でも、
両側のマウント部が連続したリング形状の埋め込みでも良いはず。
自分がデザインさせて欲しいくらいです。
基礎デザインまでであればタダでも受けたい。
板厚等までほぼ変更必要ない位まではやりたいですし。
長く使えるデザインを提案できる自信あります。
もしココ覗いて頂いていましたら連絡下さい(笑)
結構本気ですがね〜。

DR-60dのような製品ラインの場合、
フル金属ボディーになって多少の重さ値段が上がったとしても、
この機種を欲しがるユーザーは問題無いずです。
ハンデイレコーダーを選ぶユーザーであれば、
ライトミュージシャンやメモ程度で高音質を望む層もいますが、
このDR-60dの場合は撮影と音声の品質と使い勝手を選ぶ人達です。
プロでも素人でもこの商品を選ぶ人達は、
軽さよりは確実さや剛健性や使いやすさ等を選びます。
今回のDR-60dは簡単に言ってしまうと、
縦置きと素材選びに関しては大失敗だと思います。

と言うことで製品デザインのまま使おうとしても
撮影失敗してしまいますので全く駄目だこりゃ〜でした。
しかし!
いい基礎デザインのアイデアを商品化達成しているので、
ぜひとも次期種で完全な使用性を達成して欲しいです。
2回書いちゃうほど次期種に期待します。

以前紹介した時と同じで、絶対売れます。

まあそんな感じでした。
初めから分かっていての事だし、
静止撮影では当然全く何の問題も、当然ながら起きません。
DR-60dでは縦に積んた構成では使えない、
その事が分かったので今後の対処を考えています。
先々も考えると雲台に載せるバータイプか、
雲台サイドで自由な場所に取り付けられるアームか悩む所。
NINJA2等液晶でも使える事を考えるとアームだけれど、
3D撮影は無いにしても同時に多画角撮りとかならマルチバー。
何方も良い物は小粋な値がするので長く使える方を選びたい。
貧乏一匹だと何をするにも大変でござる。

見た目も移動資材も重量級にならない方法を探り中です。

GH3では以前から一箇所気になる点がありますが、
それはまた次回。

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